2020年4月7日に7都府県で緊急事態宣言が出され、愛知県でも独自の緊急事態宣言が出て、区域内の映画館は営業休止状態になっている。東京都区内の映画館の対応は「2020年4月上旬・新型コロナウイルスに対する各劇場の対応まとめ」に調べた限りでまとめたが、他の地域でも娯楽のために外出すること自体が憚(はばか)れているようで、どうも気持ちが悪い。個人的には混雑していない劇場での映画鑑賞で感染が拡大するとは思えないが、ある事象だけを例外にするわけにも行かないし、大半の映画館が繁華街にあることも影響しているのだろう。
そんな状況にあって、経営基盤が脆弱なミニシアターが窮地に立たされている。4月6日には署名サイト・change.orgにて#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト が立ち上がり、ミニシアターの窮状を訴える署名活動を開始した。4月14日時点で5万以上の署名が集まっている。
また、4月13日には「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」という、ミニシアターを支援するクラウド・ファウンディングのプロジェクトも立ち上がった。このプロジェクトはこれまで類を見ない画期的な取り組みであることは言うまでもないが、当サイト「約1000円で映画を観る!」では『1000円で映画を観る』という視点から、このプロジェクトがお得であるということを紹介したいと思う。
未来チケットコースは1作品1000円で映画が観られる!
「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」の支援方法は大きく分けて二種あり、純粋に支援をしたい人向けの「思いっきり応援コース」と見返りのある「未来チケットコース」となる。
「思いっきり応援コース」は見返りを求めない太っ腹な人が金を出すというだけなので、ケチな私には関係がない。
「未来チケットコース」はその名の通り未来に映画を観ることができるチケットを得られるコースで、そのチケットを1作品当たりに換算すると1000円になる(一部除く・後述)。ちなみに当サイトの名称「約1000円で映画を観る!」にリンクしているので、紹介しようと思ったのだ。
「未来チケットコース」の内容を詳細に見ていくと5,000円・10,000円・30,000円・50,000円・100,000円・500,000円・1,000,000円の7つあり、5万円コースと10万円コースを境に大きく内容が変わる。1作品当たり1000円となるのは5万円以下のコースとなる。
最安の5000円コースは、劇場チケット1枚とネット配信4本となり、5万円コースまでは同じように「劇場チケット1:ネット配信4」の割合となっている。また、金額が上がるごとに特典も増えていく。
金額 | チケット | 配信 | その他特典 |
---|---|---|---|
5,000円 | 1枚 | 4作品 | なし |
10,000円 | 2枚 | 8作品 | なし |
30,000円 | 6枚 | 24作品 | サポータークレジット |
50,000円 | 10枚 | 40作品 | サポータークレジット トークイベント1名 |
100,000円 | パスポート | 80作品 | サポータークレジット トークイベント2名 |
500,000円 | パスポート | 全作品 | サポータークレジット トークイベント10名 |
1,000,000円 | パスポート | 全作品 | 協賛クレジット トークイベント20名 |
ちなみに私は30,000円の未来チケットコースを支援している。今から劇場の再開が待ち遠しい。