消費税増税と映画鑑賞料金について

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2019年10月1日にやる意味がよくわからない消費税の増税が決行されるようです。それに伴ってというか、そのことも考慮に入れつつ人件費の高騰とかの理由で鑑賞料金を上げて行く流れがあります。また映画の鑑賞料金は100円単位で設定されており、税込みでキリのよい価格になっています。このため、純粋に消費税の増税分のみを上乗せする値上げはどこも行っていません。そこら辺のことも含めて値上げ状況をちょっとまとめてみます。

TOHOシネマズ

今年の3月に6月からの値上げを発表しさまざまなニュースにも取りあげられた。この動きを皮切りに追随する劇場、または価格や割引の改定を行う劇場が多くなった。映画会社大手の東宝が運営し、日本の広い範囲でシネコンを運営してるだけあって影響は大きい。しかし、この動きがなくとも消費税の増税に合わせて動くところは動いたはずだ。

2019年6月から、大人通常の1,800円を1,900円に、レディースデイなど1,100円を1,200円にしている。
https://eiga.com/news/20190318/13

ユナイテッド・シネマ

いまのところ価格改定のプレスリリースや、サイト上の記述は見られない。今後の動きを注視する必要があるだろう。
https://www.unitedcinemas.jp/about_company/uc_press.html

ピカデリー・ MOVIX

新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーはTOHOシネマズと同じ2019年6月に価格を改定した。改定した金額も同じように、 大人通常の1,800円を1,900円に、レディースデイなど1,100円を1,200円にしている。
https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/news/detail/020607.html
https://www.smt-cinema.com/site/marunouchi/news/detail/020608.html

ただし、同じ松竹系列のMOVIXは大人の通常料金は据え置きで1,800円であるが、割引価格を100円引き上げている。
https://www.smt-cinema.com/news/detail/020429.html

バルト9(新宿)、Tジョイ

ここもピカデリー・MOVIXと同じような値上げスタイルを取っている。バルト9は大人通常の1,800円を1,900円に、レディースデイなど1,100円を1,200円にしている。
http://kinezo.jp/pc/theater_news?ush=140feb4#15675

Tジョイ(品川・大泉)は レディースデイなどの割引価格1,100円の1,200円への変更のみで、大人通常料金は据え置きである。
http://kinezo.jp/pc/theater_news?ush=180f2fb#15678

ヒューマックスシネマ(渋谷・池袋)

10月からの価格改定はないが、今年7月1日から価格が変わっている。主な変更点は通常大人料金と各種割引価格の100円値上げ
https://www.humax-cinema.co.jp/shibuya/news/1072/

新宿武蔵野館・シネマカリテ

http://shinjuku.musashino-k.jp/news/11432/
2019年10月1日から価格改定。 サービスデーを含めた大人料金が100円の値上げ。 早速、10月1日のファーストデーから値上げの1,200円になる。

池袋シネマ・ロサ

10月からの価格改定はないが、今年7月19日から価格が変わっている。主な変更点は割引価格の100円値上げとレイトショーの廃止
http://www.cinemarosa.net/ryoukin_201907.htm

ケイズシネマ (新宿)

作品ごとに価格が設定されているが、10月以降に上映が始まる新作は1,800円なので、当分は変わらないと思われる。

ユーロスペース(渋谷)

ニュース等に近日値上げをするアナウンスはない。

シアター・イメージフォーラム(渋谷)

ニュース等に近日値上げをするアナウンスはない。

丸の内TOEI、渋谷TOEI

ニュース等に近日値上げをするアナウンスはない。

テアトルシネマグループ

2019年9月から水曜サービスデイの1,100円を1,200円にするなど、割引料金を100円値上げしている。通常料金に変更はない。
https://ttcg.jp/topics/2019/07101700_7911.html

アップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺

アップリンクは2019年8月9日からサービスデー等の割引価格を100円値上げしている。だが、若者向けには逆に値下げを行っており、若者の映画離れ?への対応なのかも。
https://note.mu/asai_takashi/n/n8ac1040080d6
このnoteにアップリンク代表の浅井隆氏による映画料金に対する考察が載っているので、今回の価格改定に関する考え方はこちらを参照すれば理解できると思う。

また、昨年12月にオープンしたアップリンク吉祥寺は大人通常を1,900円に値上げした。「劇場設備の差を考慮した」とあるが、他の映画館では見られない都心・郊外と逆転現象が起きている。吉祥寺のブランド力なのか、映画館が多数ある渋谷とは違って競争しなくてよいと言うことか、勘ぐってしまうのはゲスなのかもなぁ。

今後も2020年6月に会員平日の1,000円を1,100円にする予定も控えている。
https://shibuya.uplink.co.jp/news/2019/54716

シネクイント(渋谷)

2019年7月5日に価格改定があり、大人通常や割引価格が軒並み100円値上げされた。
https://www.cinequinto.com/shibuya/topics/detail.php?id=65

シネスイッチ銀座

特に価格改定に関するニュースリリースはない。大人通常料金が1,800円と最近変更された感じはない。ただし、TCGメンバーズカードの火曜・木曜 会員サービスデーの金額は他劇場と同じく、2019年9月に1,000円から1,100円に変更されていると思われる。

109シネマズ二子玉川・ 109シネマズ木場

109シネマズもTOHOシネマズを後追いするように、6月1日の価格改定を5月15日に発表し実施している。
大人通常の1,800円を1,900円に、レディースデイなど1,100円を1,200円になっている。
https://109cinemas.net/news/4306.html

以下の劇場についても追って情報を追加していく。

  • シネマサンシャイン(池袋・平和島)
  • Bunkamura ル・シネマ(渋谷)

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